JACDP北陸支部「私たちの生活とワーキングメモリ~生涯発達の視点から~」
主催・共催
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 北陸支部
日程とプログラム
2025年5月25日(日)14:00~17:10
講師
滝口 圭子 氏(金沢大学人間社会研究域 学校教育系 教授)
ポイント種別・ポイント数
(2)区分研修会・必須B 1ポイント
実施形態(会場情報・参加方法)
Zoomによるライブ配信
研修要旨
情報を一時的に頭の中にとどめておきながら考える働き(湯澤・湯澤,2017)をワーキングメモリ(2-②)と呼ぶ。私たちは,幼い頃からワーキングメモリを活用して「生活」している。「生活」の中には,保育現場や学校現場(2-③)も含まれる。生涯発達(2-④)の視点からは,ワーキングメモリの成績は加齢の影響を顕著に受けるが,意味記憶(誰もが知っている知識についての記憶)や手続き記憶(学習された運動機能の記憶)は影響を受けないという現象が報告されている。本研修では,(1)ワーキングメモリの基礎的な理解を確実にし,(2)幼児,児童,生徒の生活とワーキングメモリとの関連性や,(3)高齢者(2-④)の生活とワーキングメモリとの関連性について知ることを目指す。臨床発達心理士として,ワーキングメモリに起因する対象者の困難に気づき,適切な支援を考案することができるようになることが期待される。
湯澤正通,湯澤美紀(2017) : ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援―学習困難な子どもの指導方法がわかる!―.学研プラス.
参加費
当該支部正会員 参加費:500円
参加条件
臨床発達心理士有資格者のみ参加可能
問い合わせ先
詳細は主催団体へお問い合わせください。
一般社団法人 日本臨床発達心理士会 北陸支部
https://conference.wdc-jp.com/jacdp/seminar/2023-155.html