臨床発達心理士|JOCDP(一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構)

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方法論的アプローチ:どのように研究を形づくるのか

講師

話題提供:Takuya Yanagida ウィーン大学心理学部 シニア科学者(Senior Scientist)
話題提供:リディア・ラニンガ-バイネン トゥルク大学心理学部 シニア・リサーチ・フェロー(上席研究員)
司会・討論:家島明彦 大阪大学キャリアセンター 副センター長/准教授

主催

日本発達心理学会 国際研究交流委員会

日程

2022年9月4日(日)13時30分~16時30分(3時間)

ポイント数

0.5ポイント

会場情報

大阪大学 豊中キャンパス 全学教育管理・講義A棟 2階 HALC1(A212)(予定)

参加費(資料代を含む)

無料

研修要旨

量的研究において、統計的手法は、実質的な研究課題に答えるために特定の仮説を検証するために使用されます。つまり、統計的手法は、科学的な意思決定や知識習得のために設計されたツールなのです。しかし、統計的手法は、単に研究課題を解決するだけでなく、研究の実践、ひいては得られる知見やその解釈のあり方をも形づくっています。例えば、社会科学において支配的な研究パラダイムである変数中心のデータ分析アプローチは、変数間の一般化された関係を確立することに重点を置いています。その結果、リサーチクエスチョンも変数間の関係を中心に設定されることが多いです。しかし、個人は適応的あるいは不適応的な動機づけのパターンを示し、攻撃的な行動をとるなどしています。したがって、変数中心の分析戦略を補完するために、個人中心のアプローチが必要であると思われます。本講演では、まず、発達心理学者にとっての変数中心分析と人物中心分析を紹介し、方法論と実質的な観点から議論します。第2部では、攻撃的行動と学校機能に関する1つの研究プログラムにおいて、両アプローチを実りある形で統合し、個別の問題に取り組み、包括的な知識ベースを構築できることを示します。

問い合わせ先

日本発達心理学会 国際研究交流委員会 国際ワークショップ担当窓口
問い合わせ先:jsdp.lec@gmail.com 申込フォームURL:http://bit.ly/2xnraex

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