若者が直面する社会的困難さをパフォーマンス心理学から支援する
講師
茂呂 雄二 氏(東京成徳大学)
開催案内
こちらをご覧ください。
主催
日本臨床発達心理士会
研修委員会 児童・青年期支援小委員会
日程とプログラム
【日程】
2022年12月18日(日)13:00~16:10(入室は12:30から)
【プログラム】
上記「開催案内」にてご確認ください。
研修要旨
パフォーマンス心理学は、1970年代に貧困や人種差別によって発達を困難にされた若者への支援活動から生まれました。哲学者ニューマンと発達言語心理学者ホルツマンを中心として、ニューヨーク市における発達支援実践を通して発展したパフォーマンス心理学は、①心の営みを(直線的で因果論的ではなく)関係論的双方向的に捉える視点と②発達を(社会的条件への単なる適応ではない)意味と生活の創造として捉える視点からなる特徴を持ちます。これらが貧困の問題やヤングケアラーなど、子ども・若者を取り巻く現在の日本の発達疎外の状況にも大いに参考となると考えます。①はウィトゲンシュタインの哲学批判に由来する視点で、概念や思考を対象指示の像(図式)から理解することの限界やそれがもたらす害を指摘します。②はヴィゴツキーに由来します。通常、発達は社会文化的条件への適応だとする機能主義・経験主義の立場をとりますが、むしろ社会文化的条件そのものを集合的に創造・転換するプロセスも加味しないと、真の人間発達を捉えられないとする視点です。
本研修では、二つの視点を具体的な事例や研究実践を交えて紹介しながら、発達とは何か発達を支援するとはどういうことか、その意味を議論します。
ポイント数
3時間参加で1ポイント取得可能
定員
900名(定員を超えた場合は抽選)
参加費
2,000円
申込方法・申込期間
オンライン参加登録期間:2022年10月18日(火)~10月31日(月)
参加費支払方法通知:2022年11月1日(火)以降
参加連絡通知配信:2022年11月中旬~下旬
申込方法:研修会オンライン参加登録システムよりお申込みください。
諸注意
■お申込み前に必ず上記「開催案内」をご確認ください。
■オンライン参加登録後にキャンセルを希望する場合は、 申込期間内に事務局までご連絡ください。
申込期間終了後のキャンセルはお受けできません。
■参加登録では、携帯メールアドレスではなく、研修会受講の際に使用するパソコンのメールアドレスを入力してください。