乳幼児期の発達のアセスメントと支援~新版K式発達検査等について~
主催・共催
日本臨床発達心理士会 千葉支部
日程とプログラム
2018年10月28日(日)
9:00 受付開始
9:30~12:30 講演(休憩、質疑を含む)
【テーマ】乳幼児期の発達のアセスメントと支援~新版K式発達検査等について~
【講師】弓削 晃一 氏
ポイント数
1ポイント
会場情報
千葉大学西千葉キャンパス 教育学部1号館1階大会議室
住所:千葉市稲毛区弥生町1-33
アクセス:JR西千葉駅または京成みどり台駅より徒歩
研修要旨
本研修会では、長野県原村教育委員会の弓削晃一先生を講師にお迎えして、乳幼児の発達のアセスメントについて、新版K式発達検査の概要と特徴を中心にご講演いただき、保育・教育実践に生かしていくための方法について理解を深めたいと思います。弓削先生から次のようなメッセージをいただいています。
新版K式発達検査の特徴は、0歳から成人まで出来る検査です。今現在子どもをどう見るのか見ることだけでなく、実践の検証や子どもの発達の過程なども見ることが出来ます。しかし、検査器具が多いこと、1歳以降の検査項目では、決まった検査順序がないこと、障害児ではどこから初めていいのか見極めることなど少し経験が必要なことがあり、躊躇する方も多いようです。WISCなどと違い、期間をおかず実施することも出来ます。2回目以後は逆にやりやすくなります。はじめに新版K式発達検査の概要と特徴を紹介し項目の認知的な解釈と発達との関連を述べたいと思います。どの検査でもあるいは観察でも子どものアセスメントをするときは、子ども発達についての知見が必要ですが、新版K式発達検査では、キーポイントとなる項目があり考えやすいところがあります。そのことにも触れたいと思います。
また、私は千葉で特別支援学校に長い間勤めていたとき、できる限り発達診断をして実践をしたいと思っていました。しかし、検査は出来ても制度や慣例などに阻まれ十分にアセスメントから実践につなげることは出来ませんでした。現在の仕事でも心理検査を沢山頼まれますが、多くは就学進路のために使われることで終わってしまいます。これでは、一生懸命課題に取り組んでくれた子どもや、相談をしてきた保護者の願いに応えることは出来ません。今回は、そういった経験も踏まえて、アセスメントを実践につなげるにはどうしたよいか、問題を提起し、一緒に考えられたらと思っています。
参加費
1,000円
参加条件
臨床発達心理士のみ
参加方法
本研修会は、千葉支部会員および他支部会員の方も参加できます。事前参加申込の必要はありません。当日、会場へお越しください。