【公開研修会】「心の理論」から考えるコミュニケーションの発達と障害
主催・共催
日本臨床発達心理士会 中国・四国支部
日程とプログラム
2017年11月5日(日)
13:00~13:30 受付
13:30~16:30 単独講演〔藤野 博(東京学芸大学)〕
ポイント数
1ポイント
会場情報
レグザムホール(香川県県民ホール) 多目的大会議室
〒760-0030 香川県高松市玉藻町9-10
JR高松駅より東へ500m
URL:http://kenminhall.com/
研修要旨
自閉スペクトラム症(ASD)における社会コミュニケーションの障害を説明する仮説として心の理論の概念が検討されてきた。他者の視点に立つ力は社会性の発達の土台となり、ASDではそれが困難になるという考え方である。この問題に対し、心の理論を指導するアプローチや、その障害を補うアプローチなど支援の方法が模索されてきた。ところで、バロン・コーエンとハウリン(1993)は、かつてASD児の心の理論の獲得について以下のような論点を示している。
「心の理論は教えることができるのか。それができるなら、どのような教え方が有効で、どの程度教えなくてはならないのか。教えられて獲得された心の理論は自然に獲得されたものと同じように使われるか。心の理論を獲得すると社会性やコミュニケーションに変化は生じるか。心の理論を獲得できる場合とできない場合があるなら、何が獲得を可能にするのか。」
これらの問いに対し、演者がこれまでに行ってきた実践と研究に基づき、今日何が明らかになっていて、何が未解明なのか整理しつつ、「心の理論」という視点からのコミュニケーション障害の理解と支援の可能性や限界について考えたい。
参加費
500円
申込方法・申込期間
2017年8月7日(月)~2017年10月27日(金)
会員、一般参加者ともに事前申込みが必要です。
メールにて、件名を「第45回研修会申込み」とし、氏名、所属を記入のうえ(会員は登録番号も記入)、100afhz@gmail.comまで送信してください。