臨床発達心理士|JOCDP(一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構)

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【公開研修会】子どもの発達と安全

主催・共催

日本臨床発達心理士会 北陸支部
日本発達心理学会 国内研究交流委員会

日程とプログラム

2017年11月3日(金)

13:30 受付開始
14:00 話題提供〔滝口圭子〕
14:30 話題提供〔土屋明広〕
15:00 話題提供〔平沼博将〕
15:30 指定討論〔木下孝司〕
16:30 フロアとのディスカッション〔木下孝司〕

ポイント数

1ポイント

会場情報

金沢大学サテライト・プラザ

〒920-0913 金沢市西町三番丁16番地 金沢市西町教育研修館内

JR金沢駅東口バス乗り場から北陸鉄道バス(3番,8~10番のりば全てのバス)→「武蔵ヶ辻」下車(乗車時間約5分)→ 徒歩約3分(上堤町信号から尾崎神社へ進み,左側)
もしくは、JR金沢駅東口からタクシー(約5分)
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_koho/satellite/default.html

研修要旨

近年,子どもを取り巻く環境は大きく変わり,「安全」が強調されるようになっている。
危険が伴う遊びは避けられるようになり,保育者,教師,管理者は怪我や事故が起きないか神経を尖らせている。子どもたちが,保育や,教育の場で安心して日々を過ごすためには,安全が大前提となることに疑いの余地はない。安全および安心は,子どもの持続的で能動的な活動の支えとなり,発達を促すことになるだろう。

一方で,危険を限りなく0に近づけていくことは,子どもたちの発達にとって望ましいことなのだろうか。乳児はハイハイできるようになると,自分の手足で動き回って,時には頭をぶつけてたんこぶを作ってしまうこともあるだろうが,やめさせるべきだろうか。子どもたちが山や川に行くことを,害虫がいたり,道が舗装されておらず危険があるという理由で止めるべきだろうか。

人は環境に能動的に関わり,その相互作用の中で発達していくことを考えれば,子どもの活動を制限することは,発達の機会を奪うことにつながる。運動を制限すれば,身体的な成長を制約することになるし,危険な場面を子どもの前から排除してしまうと,そもそも危険が何かということすら自分自身で判断できなくなってしまうだろう。

しかしながら,「活動の機会の保障」と「安全」をトレードオフの概念として捉えるのではなく,互いに子どもの発達を支える相補的なものとして捉える方が生産的だろう。本シンポジウムでは,子どもにとってどのような環境を構成することが望ましいのか,「安全」を切り口に,保育学,心理学,教育法学の立場から議論し,検討したい。

申込方法・申込期間

申込期間:2017年10月2日(月)~27日(金)

申し込みは,下記メールアドレス宛に、研修会名とともに①氏名,②支部名,③登録番号を記入の上、送信してください。
asakawa59@staff.kanazawa-u.ac.jp

諸注意

会場には駐車場がほとんどございません。会場までは,なるべく公共交通機関をご利用ください。やむを得ない場合は、近くの有料駐車場をご利用ください。ご不便をおかけしますが,皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

問い合わせ先

asakawa59@staff.kanazawa-u.ac.jp

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