臨床発達心理士|JOCDP(一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構)

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【公開研修会】大規模災害時の被災者のストレス支援

主催・共催

日本臨床発達心理士会 大阪・和歌山支部

日程とプログラム

2019年6月16日(日)
10:00 受付開始
10:30~12:00 講演「大規模災害時の被災者のストレス支援」

◇講師:山田冨美雄 氏(関西福祉科学大学 教授)

ポイント数

0.5ポイント

会場情報

和歌山県立情報交流センターBig・U 研修室1
◇住所:和歌山県田辺市新庄町3353-9
◇アクセス:JR/白浜駅下車➡タクシーにて5分

研修要旨

大阪・和歌山支部は、南海トラフ地震が懸念される中、心理士としてストレス・マネジメント法を広く学ぶ必要性を痛感します。そこで健康心理学の学界で著名な講師を招き下記の研修を企画しました。
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震災などの大災害は、多くの犠牲者を生む。生存者は強い恐怖体験や喪失体験から、急性ストレス障害(ASD)を呈する。時の経過はASD症状を減じるが、半年後も症状が癒えず外傷後ストレス障害(PTSD)症状を示すケースも現れる。子どもの場合、これらストレス症状は健全な心の発達が阻害され、その後の人格形成に何らかの影響を及ぼすと懸念される。ASDからPTSDへの移行を阻止する介入法として、震災ストレスマネジメント教育の一例を紹介する。  私たちは阪神淡路大震災時に西宮市立小学2校と中学3校の児童2800名を対象として「自分を知ろうチェックリスト」を用いた震災ストレスマネジメント教育を1年にわたって実施し著効を得た(服部・山田,1999)。またその介入体験は東日本大震災時も生かされ(山田,2016)、被災児童を対象とした震災ストレスマネジメント教育のパッケージプログラム作成へとつながった。
 本研修では「自分を知ろうチェックリスト」を用いた8回からなるプログラムを紹介する。これは、被災児を対象とした心のケア活動としてスタートし、心の健康教育としてのストレスマネジメント教育につなげるものである。

引用文献:①服部祥子・山田冨美雄(編著)「阪神淡路大震災と子どもの心身」、名古屋大学出版、1999。②山田冨美雄「自分を知ろうチェックリスト」を用いた被災児のストレス評価~被災した子どもたちのストレスとの対処」、「日本心理学会(監修)安藤清志・村井 豊(編)震災後の親子を支える~家族の心を守るために~、誠信書房,2016年(p.17-31)

参加費

500円

参加条件

臨床発達心理士以外の方も参加可能です。当日会場へお越しください。

諸注意

本研修会は、支部会員の皆様へ郵送での連絡はいたしません。ご案内は今後、大阪・和歌山支部ホームページ からPDFでダウンロードできるよう準備する予定です。

問い合わせ先

hanwa@jacdp-kansai.org

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